那覇に到着(10月22日)

「ハーイーヤー!」「イーヤーサーサー」
燃え殻 2026.10.22
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ライターの兵庫さんと羽田空港で待ち合わせをして、夕方の便で、無事に那覇に到着。

那覇空港に着陸したとき、乗客の一部が拍手をした。初めての経験だった。ときどきあるのだろうか、着陸時の拍手。テロリストなどに追われ、ギリギリで飛行機が飛び立ったときに拍手、みたいな映画は観た気がするのだが……(たしか『アルゴ』だったと思う。

その後、沖縄のモノレール『ゆいレール』に乗り、県庁前駅で下車。

兵庫さんが以前から行こうと思っていたという居酒屋『あっぱりしゃん』へ向かうと、店員さんによる沖縄民謡のライブの真っ最中だった。

いい声。

いい声。

三線を弾きながら、気持ちよさそうに歌う店員さん。「ハーイーヤー!」と叫ぶと、お客さんたちは間髪入れずに「イーヤーサーサー」と、一糸乱れぬ感じで返す。完璧なる、コールアンドレスポンス。嗚呼、那覇に到着したんだなあ……、と実感。

久米仙をボトルで頼み、水割りで乾杯。

店員さんから「今日は年に二回あるネパールのお祭りで、店員が全然いないので、時間がかかっちゃうかもしれません」と念を押された。

そういえば、駅から店までの道すがら、民族衣装を着た人たちと何人かすれ違った。

***

久米仙の水割りがまず美味しかった。東京で飲むよりも数倍美味しく感じるのは、食事はやっぱり雰囲気込み、ということなのだろうか。「ハーイーヤー!」「イーヤーサーサー」を聴きながら、すいすい飲んでしまって、あっという間にふたりでボトルを空けてしまった。

年々、みょうがが好きになっている。注文した冷奴の上に、みょうがが乗っているとガッツポーズしたくなるほどだ。それと同じくらい、年々、もずくも好きになってきている。いままで食べてきた、もずくの中でも、ベストオブもずくが昨日誕生した。現在、もずく日本ランキング一位は、『あっぱりしゃん』のもずくだ。レモンをちょっと絞って、生姜とネギを入れたつゆ(限りなく、もりそばのそばつゆのような味のつゆ)につけて食べる。これ最高。ベストオブもずく、ここに誕生。

宝石箱や〜(言い過ぎ   もずくや〜(それくらい

宝石箱や〜(言い過ぎ   もずくや〜(それくらい

***

ネットで予約したホテルは、沖縄の歌舞伎町みたいな場所にあった。部屋に入って荷物を下ろすと、窓の外がピカピカッと光った。何事かと外を見たら、若者同士がロケット花火を撃ち合っていた。

東京にいても、沖縄にいても、なぜ若干治安の悪いところにすぐ来てしまうのか。血だろうか……。静岡県沼津市にある父方の実家は、繁華街のど真ん中にあった。というか、祖母がそこで一杯飲み屋をやっていた。実家の隣はキャバレー。その隣も信じられないことにまたキャバレー。その隣が取り壊しを待つだけの雑居ビルで、さらにその隣がソープランド。なかなかの場所に実家があった。夕方になると、薄着の女性がよく歩いていた。目が合うと、食べかけのアイスキャンディーを「あげる」と言って、くれたりした。そういう場所にいた。そういう場所が落ち着くのだろうか。

深夜、お茶と水を買いに外に出たら、ロケット花火の若者たちがまだたむろしていた。キャバクラみたいな店も近くにたくさんある。客引きの若い男が「カモがいた!」とばかりに寄ってきて、「すけべなマッサージはいかがですか?」と笑顔で話しかけてきた。

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