もう二度と書けない文章(10月20日)
朝から打ち合わせがつづき、そのままラジオ収録をしていたので、まったく日記を書く時間がなかった……。
10月も20日、ということに恐れおののいている。
いま、ラジオ収録が終わり、六本木ヒルズのスターバックスで、この日記を急遽書いている。急遽、というのにはわけがあって、二十分後には、ここから北参道に向かわなければいけない。行ったら最後、二十二時まで拘束決定なので、もう日記を書くには、ここしかないのだ。

いま、ここ、です。
まず、今日のラジオ収録のことを反省したい。とにかく噛んだ。噛み倒した。口の周りが太ったのかもしれない(マジで)。なんか発音しづらかった。本当に痩せなければ……。
最近、洗面台などで、自分の全裸を見たことはあるだろうか?
自分は昨日、しっかり見た(偉くない。
もう服とか髪型とかそういうこと言ってないで、お前痩せろよ、と鏡に映った自分に真剣に語りかけていた。
ていうか、時間がないのになにを自分は書いているんだ。全裸の自分に語りかけている場合ではない、原稿をやれ。
『ほかの人には言わないで』が、一冊の本になって、今日届いた。いろいろ大変なこともあるが、この瞬間は本当にうれしい。
改めて、週刊連載をまとめたものなので、当たり前だが、いま読み返すと、もう二度と書けない文章の塊みたいな一冊になった。
最後に収録された一章は、葬儀場に向かう一時間前に書いたものだ。
担当編集者から直前に連絡が来て、「来週の原稿を差し替えますから、いまの気持ちをいま書いてください!」と言われた。
は? と最初は思ったが、あのとき書いて本当によかった。後々では、絶対に書けない文章だった。「あのときの自分」を残すことができて、作家としてホッとしている。
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Illustrator 安藤巨樹
祥伝社 小説NON 第6回『迷子になるはずの旅』今日公開。
大塚サウナ旅。
GetNavi web『もの語りをはじめよう』最終回。
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