グッジョブ自分(11月18日)
明日の午前中、横浜の実家に一度帰ることにした。今日やっと冬物のコートを買ったので、それを着ていくつもり。スープストックの冷凍パックも少し多めに買って持って行こうかと思っている。12月1日の父の手術に立ち会えないかどうかもスケジュールを調整中(こちらはかなり難しい)。
今日は夕方から都内某所のスタジオで、人生二度目のナレーションの仕事。前回、ナ、ナレーションの仕事? と一度自分でも問い正したほど未知の仕事だった。現場に行くと、ひとりスタジオに入って、プロデューサー含め関係者は、自分から見て後方のブースから指示を出すスタイル。背中に視線を感じながらの収録に、緊張と恥ずかしさで、過剰にヘラヘラしてしまい、終わったあと数日落ち込んだ。
今回は二度目。ヘラヘラだけはしないように、と誓ってまたひとりスタジオに。結果、ヘラヘラしなかった。それだけで自分としては、よくやった、と言いたい。ただ、肺活量の無さ、滑舌の悪さに我ながら愕然とした。YouTubeで肺活量を上げる動画を検索したら、信じられないくらい怪しい動画にぶち当たって、流れでいくつか観てしまう。「五億年前の身体が蘇る」というパワーワードから始まる動画が特にこわった。帰り道、プロデューサーに「この間より良かったですよ」と言ってもらえてホッとした。この年になっても、ハラハラしながらでも仕事がある、ということは良いことだ。二十代の頃、工場バイトや清掃バイトを多めにやっていたのは、四十代、五十代になったら多分いろいろなバイトをかけ持ちする生活になると踏んでいたからだ。ならば二十代のうちにいろいろな仕事を経験して、ある程度内容を把握しておいたほうが後々ラクなのでは? という人生の予習的な意味合いもあった。それはそれでまったく無駄だと思っていないし、これから役立つ可能性もあるので、グッジョブ自分なのだが、その切り札を使わずに五十代になっても仕事がまだあるというのは、さらにグッジョブ自分だ。
緊張と孤独。五十代からのナレーション録り
その他に仕事を二件こなし、今日は終わり。かなりカロリーを消費したので、夜は松屋で牛豆腐キムチチゲセット(胃潰瘍は一瞬忘れて)。ポテトサラダも付けた。コカ・コーラまで付けたのは、あまりに胃潰瘍忘れ過ぎ。信じ難いことに食後、松屋でウトウトしてしまった。疲れてる。休もう。大きなイチョウの木がいくつもあるところを通って帰ったら、大量に銀杏を踏んづけてしまい、スニーカーがずっと銀杏臭い。いまも玄関から薄っすら銀杏の匂いがする。匂い消しのために、アロマを焚いて寝ようとしたが、アロマポットがベトベトで、皿が毒色になっていた。汚くて焚けない。寝てしまおう。