緊張する仕事が今日あった(9月13日)
「まだそんなに緊張するのか!」と自分にツッコミたくなるほど、緊張する仕事が今日あった。近々発表になる予定のナレーションの仕事。
朝一番の別件の打ち合わせで、「今日、〇〇のナレーションの仕事があって、緊張してます。風呂でずっと練習してました」と告げると、「本業が相変わらず見えないですね」と言われた。たしかに。
昨日は、都内某所にあるシーシャバーの壁に、一行コピーを書くという仕事の打ち合わせをしていた。我ながら謎だ。なんか途中で余計に頷いてみたりしていた。
「ある程度の年齢になって肩書きが多い人には、注意したほうがいい」と聞いたことがある。このままでは、自分自身が要注意人物になりかねない。気をつけたい。

最近一番欲しかったもの。『サモアール』にあったエドツワキの作品。
バスで六本木に向かいながら、ナレーションの原稿を何度も読み直した。
スタジオに行ってみると、いつものミキサーの方がニコニコ準備をしてくれていて、緊張が少しほぐれた。
「焦らずに、ゆっくり読んでいただけたら、もうそれで大丈夫なんで!」初対面のプロデューサーからヘッドフォン越しにそう言われ、「はい!」と元気に答えて収録を始めた。それなのに、緊張でどんどん読むペースが速くなってしまう。
「もう一度、いきましょう!」ヘッドフォン越しに聞こえるプロデューサーの声は、ずっと優しい。申し訳ない……と思いつつ、何度も同じ箇所で詰まってしまう。ナレーションを本業にしている人が、いかに凄いかを体感しながら、何度も噛みつづけた。

スタジオでひとり黙々とナレーションを読んでいると、以前、『キン肉マン』公式YouTubeのナレーションをしたときのことを思い出した。あのときも、手に汗をかきながらの収録だった。今回ももちろん、手のひらは汗でベットリだ。
それでも緊張しながら、「でも、『キン肉マン』のナレーションもなんとかやったじゃん!」と、自分で自分を励ましていた。あの仕事を引き受けてよかった。自分なりに真剣に取り組んで、本当によかった。あのとき、あの修羅場をなんとか越えたから、その次の修羅場までたどり着くことができた。
「逃げちゃダメだ」と言うのは簡単だが、実践するのはかなりつらくてこわくて、泣けてくる。でも、そうしていると、少しずつでも自分を信用できるようになる。あのときも、なんとかやったじゃないか、と自分に言えるようになる。