「昨日のつづきなんですけど……」(9月8日)
昨日はよく眠れた。夜も早く寝たが、昼寝までした。雨がザーザー降っていたからだろうか。とにかくよく眠れた。
LEOくんから「昨日のつづきなんですけど……」という連絡があった。
二十八歳。若い。そんなに若くないっす、と彼は言っていたが、だとしたら自分は化石みたいなことになってしまう。ここは若いと言わせてほしい。
夕方、このレターの日記を来年、文庫化する予定なので、その打ち合わせを渋谷のカフェでした。去年の十月二十三日からスタートして、いままで毎日、レターに日記を書いてきた。
今回、編集のサポートとして、ライターの兵庫慎司さんにも入ってもらうことになった(というか、いろいろ全部やってもらうことになった)。
兵庫さんに、「毎日よく書いてるよねえ」と言ってもらえたが、ここに日記を書くことは、もう完全に日常になっていて、さらには発散にもなっている。
毎日、「それでさあ……」くらいの気持ちで書いている。LEOくんじゃないが、「昨日のつづきなんですけど……」くらいの気持ちで書いている。
コメントもうれしいし、「読んでるだけ派」の人たちの気配も感じている。
ノートパソコンの画面越しで見るのと、紙で読むのとでは、まったく違うものだと思っている。いま、いろいろな原稿を紙に出力して読んでいてもそう思う。きっと、この日記に関しても同じだと思う。持ち歩きやすい一冊の文庫になるのを楽しみにしている。
一年分にしてしまうと、あまりに膨大なので、半年分を一冊にする予定。
いまにも雨が降りそうな六本木。ガスっているようにも見えた。
J-WAVE『BEFORE DAWN』の収録。朗読回。

ガスっているようにも見えた。今日は、東京タワーが近くに感じた。
週刊女性 第12回『どんな人生にも名ゼリフはある』 スルスルと書けた回。

illustration 安藤巨樹
「親の介護で、東京から長野まで深夜に車で向かうとき、いつもラジオ聴いてます」という内容のメッセージを番組にもらった。それを読んでいるとき、突然、本当に突然、グッときてしまい、少々声が詰まってしまった。必死にごまかしたつもりだけれど……
「いま病室で聴いてます。部屋、真っ暗です」という人もいた。「なんか今日寝られなくて……メッセージ送ってます」という人もいた。「子供のお弁当を作りながら、奇妙礼太郎が歌う『いとしのエリー』を歌ったよ〜」という陽気な人もいた。
この間、雑誌で「これから、どんなことをやっていきたいですか?」と質問されたとき、週刊誌の連載や、この日記、自分のラジオ番組を守りたい、と答えてしまった。こればっかりは、自分だけでは決められない。いつか終わるものだということもわかっている。
