立ち食いそば屋『鈴一』ふたたび
父と母の様子を伺いに、朝から横浜の実家へ。
父の経過は順調。母は歩行が少し苦労する感じだが、熱などは出ていない。明日、サイバーナイフ治療の結果が出るとのことで、ソワソワしていた。いま出来ることをしっかりやっていこうね、と伝える。日々は微調整に次ぐ微調整なのだ。
最近、母は『Soup Stock Tokyo』を覚えた。「あの手の込んだスープ。いいわね」母は『Soup Stock Tokyo』をそう評した。現在、食事は主に父が作っている。焼きうどん、肉じゃが、焼き魚などなど、結構レパートリーはあるらしい。『男の料理』という年配の男性だけを対象にした料理教室に、ここ数年通っている。
なので、父が作らなそうなボルシチや、ラタトゥイカレーなどを中心に選んで、冷凍パックのスープを持って行った。
せっかく横浜まで来たので、横浜駅西口にある立ち食いそば屋『鈴一』にまた行くことにした。ランチの時間帯からはズレていたが、どんぶりを持って、外で食べているサラリーマンが十人以上いるほどの大盛況。
どんぶりを持ってズルズルやっているおじさんたちを縫うようにして、食券を買い、天玉そばを注文。三十秒で「はい、天玉〜」と出てくる早業。一味唐辛子をかける前に、日記に載せるために一枚写真を撮る。「カシャ」。
すると隣でズルズルとコロッケそばを食べていたおじいさんから、「そんなもん写真撮ってないで、早く食え! 腐るぞ!」と一喝された。その向こう側でズルズルやっていた若いサラリーマンはその光景を見て、ズルズルやりながら笑っていた。
「うっす。すんません!」と、おじいさんに軽く会釈し、一味唐辛子をササッとかけ、天ぷらをつゆに沈め、玉子をかき混ぜ、つゆを一口飲んだあと、一気にかっ込んだ。
外にある、なかなか歴史を感じるテーブルの上に、天玉そばを置いて、写真を撮った。このあと、おじいさんに一喝される。
帰りしな、不穏な一団と遭遇した。「お写真撮りましょうか?」と、はっぴを着たスタッフらしき人に言われたが、丁寧に断る。左端の犬のキャラクターが一番人気だった。