青森三沢にて(10月23日)
青森八戸、古本屋『GERONIMO』にてトークイベントに参加。人生初の八戸。八戸で、誰か自分のことを知ってくれているのだろうか?と大不安だったが、会場は満員御礼。驚きと安堵。店主の本村さんとも意気投合し、いくつもの約束をしてしまった。詐欺にならぬように実現せねば。
次の日、三沢に移動し、ホテルを探している最中に、編集者から電話があり、エッセイ集『これはいつかのあなたとわたし』の重版が決まる。今回、すべてのイベント依頼を断らずに受け、どーにか結果を出したかったので、心底ホッとした。夕飯、少々奮発して海鮮丼を注文。ひとりお祝いをした。
おめでとう自分。
次の日、三沢の市街地からかなり離れたところにある、寺山修司記念館へ。行きのタクシーの運転手が「俺は寺山修司よくわかんないんだよねえ〜」と言っていた。自分もわかんないんです、とは言えなかった。朝早かったので、お客さんは自分以外誰もいなかった。来場者ノートが何冊も置いてあり、それをペラペラ読んでいると、「周りに寺山修司の話ができる人がいません。いろいろ一緒に話しませんか?」という女の子の書き込みがあった。インスタのアカウント、LINEのIDも書かれていた。正しく寺山修司している気がして嬉しかった。