朝、天玉そばを食べる(12月5日)

立ち食いそば『鈴一』。週刊新潮。
燃え殻 2025.12.05
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朝、母の病院へ行く前に、横浜駅西口にある立ち食いそば屋『鈴一』へ。『鈴一』は朝七時からやっている。一番通っていたのは、高校時代だったと思う。高校は多摩川の近くにあったが、朝、どうしても食べたくなり、早起きして横浜まで食べに行ったことも何度かあった。注文するのは、だいたい天玉そば。甘辛い出汁。天ぷらも少々甘みがあって旨い。真っ赤になるほど一味唐辛子を入れる(胃潰瘍とは)。冬の冷えた空気の中、店の前の鉄柵に腰掛けて、ハフハフと食べた。

母のサイバーナイフ治療は淡々とつづいている。ステロイドが効いているらしく、右半身の痺れやこわばりがなくなり、腕も動かせるようになった。後々後遺症が出るかもしれないが、日々の苦痛が減ったことがまず嬉しい。母の声にも張りがあった。とげぬき地蔵、川崎大師などの御守りセットがテーブルの上に乗っていた。咳は残っているが、悪くはなっていない。しばらくいると妹が来た。「これ頼まれてたもの」と妹が、母に今週分の『週刊新潮』を渡した。疲れるからラジオだけ、と言っていた母だが、『それでも日々はつづくから』だけは欠かさず読んでくれている。「大橋さん、面白いわねえ。これほんとなの?」などと聞かれながら、三人でエッセイを読んだ。

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