おめでとうございます、ダブルミーニング(10月28日)
重版。誕生日。おめでとう。『これはいつかのあなたとわたし』。横浜、桜木町へ。
燃え殻
2025.10.28
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昨日はいままで仕事はしたことはないが、なぜか仲がいい出版社の編集の方との会食。指定された場所は中目黒の高級レストラン。いつもは渋谷の居酒屋か、神泉の立ち飲み屋なので高い店は珍しい。珍しい、というか、きっとこれは仕事の話だな、と思いながら店に向かった。最初は、お互いの近況だとか、相変わらず腰が痛いとか、ついにかすみ目に自覚的になった、みたいな話をした。そのあと、「それで、ですが……」という展開になる。「来る! これは仕事の話が来る!」と構えると、店の人が「重版おめでとうございま〜す!」とケーキを持ってきてくれた。そして編集の方が、カバンをゴソゴソやって、『これはいつかのあなたとわたし』を出し、改めて「重版おめでとうございまーす」と言った。五十を超えて、サプライズをされると、二周回って感動してしまう。「あ、ありがとうございます」とちょっとウルッときそうになっていると、「で、仕事の話なんですけど」と、やっぱり仕事の話をされた。
プレートの大きさの関係で「重版おめでとうございます」じゃなくて「重版おめでとう」になってしまったと説明された。