うまい東京ラーメンを探してます(1月3日)
実家には、信じられない量のカレンダーが貼ってある。
カレンダーの横に、信用金庫かなにかのミニカレンダーが貼ってあり、ちょっと離れた場所に日めくりカレンダーも貼ってある。もちろんトイレにも貼ってあるし、玄関の近くにも貼ってある。
なにをどれだけ確認するために、そんなにカレンダーを貼っているんだ? と母を問い詰めたくなるが、問い詰めたところで「写真がいいじゃない。リスかわいい」とか言い出すのはわかっているので、そのままにしている。
ドトールに、豆乳ラテを飲みに行ったら、ドトール福袋がレジの横にあった。人は二種類に分かれる。福袋を買う人間と買わない人間に。自分は買わない人間だったが、一度だけ、なにを思ったか、家電量販店の福袋を買ったことある。
友達と一緒に正月を過ごしていて、テンションが上がってしまったんだと思う。一緒にいた友達も買って、どこかのフードコートの隅で、福袋を開ける儀式をした。ジャーン、とか言って中身を確認すると、まず巨大な緑色の目覚まし時計が出てくる。次に小さい四角い目覚まし時計。さらに中ぐらいの大きさの、緑色の目覚まし時計(緑しばり)。「ええっ、目覚まし時計だらけじゃん!」と焦っていると、立派な箱に入った、CDウォークマンが一台。ここで気持ちが一旦落ち着く。そして、目覚まし時計付き懐中電灯が入っているのを確認した。CDウォークマン以外なんらかの目覚まし時計、という恐怖の目覚まし福袋だった。友人の福袋の中身もほぼ同じ。それからというもの、福袋から遠かった人生を歩んできた。
実家に無限に貼られたカレンダーを見ながら、無限に福袋から目覚まし時計が出てきた話をすると、母は白湯を飲みつつ、ククク……笑っていた。
昨夜、横浜に降ったみぞれのような雪は積もることはなかった。駅伝は青山学院が、史上初、二度目の三連覇。父が、いかに青山学院が強かったのか、来年への課題はなにかなど、駅伝経験者のように語る。「おおー」「ほう」「ひー」「うぐ」と七色の返答で家族はやり過ごす。
東京に戻り、下北のラーメン屋『楽観』へ。