相鉄ムービルの思い出を壁に書く(8月20日)
誰も知らない、映画『リバイアサン』。
燃え殻
2026.08.20
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横浜西口にある映画館、相鉄ムービルが、九月三十日に取り壊される。
その閉館を前に、館内の壁に、漫画家やイラストレーターの方々が直接絵を描くという企画があり、ありがたいことに、そこに自分も参加させてもらった。
自分は二階の隅っこの壁に「相鉄ムービルの思い出」を短い文章にして書いた。そこに、大橋裕之さんがイラストを添えてくれた。

作業中の大橋さん。

サイコパス文字ですみません!
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人生で初めて、デートで行った映画館だった。そこで観たのが、映画『リバイアサン』。たぶん誰も知らないと思う。配信もされていない。
内容は、海底の閉鎖された空間に閉じ込められた作業員たちが、謎の怪物に襲われるというもの。つまり、あの頃、腐るほどあった『エイリアン』フォロワーの一本だ。
その日は雨が降っていて、映画を観終わったあと、しばらく相鉄ムービルの中で雨宿りをしていた。
映画の感想でも言えばいいものを、「雨ヤバいね」くらいが、その頃の自分には精一杯だった。彼女は人生で初めての映画館だったらしく、「映画館で映画、初めて観た……」と四、五回言っていたのを覚えている。