帯文はどなたに依頼しましょうか?(7月6日)
このレターでの連載『底なしの出会い』が今日の回で最終回を迎えた。
※日記はつづきます!
迎えられてよかった。かなりパツパツの中でやっていたので、ホッとひと息。
『底なしの出会い』は来年、改稿などを加え一冊になる予定(2027年春に、……たぶん)。カバンの中にずっと入れておけるような、持ち運び便利な一冊になれば、と思っている。
ついでにこの日記も、ある程度抜粋して、持ち運び便利な文庫サイズの一冊にするのはどうだろうか……? ど、どうだろうか?(偉い人
昼。10月刊行予定の単行本打ち合わせ。
「帯文はどなたに依頼しましょうか?」という話になった。
帯文をどなたにお願いするか、毎回本当に迷う。そして困る。
そもそも帯文は、必要なのか? という話になる。毎回なる。
前に「いつでも帯文書きますよ!」と言ってくれた俳優さんがいた。間に受けて、出版社から公式にオファーをしてもらったら、サクッと断られたことがある。
なぜだ、と一秒だけ思ったが、いろいろあるんだろうな、とおもんばかった。
自分が好きだった人や憧れている人に、公式にオファーし、公式に断られるという流れは、かなり傷つく。ぜひ各々、自分の好きなアーティストから公に「ごめんなさい」と言われることを想像してみてほしい。イマジンしてみてほしい。結構なストレスだと思う。
今年もその時期がまた来た。「また」があったことは、とてもありがたいことだが、ストレスなことでもなる。
中目黒の美容室で髪を切った。
隣りでパーマを当てていた八十代くらいの女性が、「わたし、ひとり暮らしだからさあ、亡くなったら、兄妹がわたしの部屋片付けにきて、ビックリすると思うの……」と話しはじめる。
こちらはウトウトしていたが、その話が気になり、すっかり目を覚ました。
「光一のグッズで万歳だからさ。これも光一デザインの指輪」女性はわざわざ左手を、カットクロスから出して、美容師に見せている。
ジッと話を聞いていたら、彼女は、堂本光一さん激推し歴二十年とちょっと、だということがわかった。
「二十年とちょっと、いろいろあったわ。あったじゃない? だから最近はね、彼にハマってるの。ほら待ち受けにしたの」
見たかった。見たかったが、「どれどれ」と見るわけにもいかない。すると、髪を切ってくれていた美容師が耳元でそっと、「目黒蓮です……」と教えてくれた。
なるほど、と返答。 推しは命を繋ぐ。

おしゃれな本屋さんのおしゃれな装飾。
横浜西口に移動して、とある打ち合わせ。実現するかは、かなり微妙な案件。