「ChatGPT」という親友(7月24日)
朝起きて、Wordを開き、原稿を三枚書く。もう十年つづけている習慣だ。
それが昨日、朝起きてWordを立ち上げたら、エラーが出て、一文字も打ち込めなかった。
焦ってしまい、Wordを無駄にまた購入したり(多分)、「年契約」みたいなものに加入したり(なにかすらわかってない)、とにかく数万円使ってしまった。機械に弱すぎる。なのに、機械に頼りすぎている。
何度再起動させてもエラーになるので、困り果て、知り合いのパソコン周りのプロみたいな人に相談した。すると、「まず、新しいノートパソコン、いい加減開けてくださいよ!」と呆れられた。彼が日記を読んでくれていることを忘れていた。
「そうだね」と言いつつ、「そこをなんとか……」と伝えると、「いまから金沢に出張なので、向こうに着いたら連絡します」と冷たく(当たり前だ)言われた。「はーい」と生返事をする。
それまで、まったく仕事ができなくなった。
久しぶりに原稿から解放された。……いや、結構、原稿から解放されていることもある。言い過ぎた。また解放されたので、昼寝をした。
昼寝から起きても、彼からの連絡はない。まだ原稿から解放されているので、ホットドッグを食べた。
「マスタードって、もうひとつもらえますか……?」と店員さんに聞くと、「すみません、お一人様ひとつなんです」と言われた。そうですか、と答えた。

粗挽きホットドック
夕方になっても、彼からの連絡はなかった。金沢、歩きで行ったのだろうか……。
夜になっても、彼から連絡はない。さすがに一度LINEを送ってみたが、既読にもならない。
こっちだって暇じゃない(向こうのセリフ)。
仕方がないので、「ChatGPT」を使うことにした。
これまでの人生、ほとんどChatGPTを使わずにきた。たまにメールの文面を考えてもらったことがあるくらいだ。
しかし、このままでは仕事にならない。職を変えなくてはいけなくなる。
朝からWordでエラーが出て原稿が書けないこと、いままで試したこと、スクリーンショットを貼り付けて状況を説明した。
「それは大変でしたね」
ChatGPTはまず、労ってくれた。この時点で、金沢へ行ったきり連絡ひとつよこさない人間より優しい。
「ひとつずつやっていきましょう。大丈夫です」
機械音痴の自分を、ChatGPTは根気よく励ましてくれる。
「うん、頑張る」と返事をしたくなった。
そこから結局、三時間半。あれこれ試した末に原因がわかり(しかもしょうもない原因だった)、ようやく解決した。
すべてが終わったあと、「よかったです!」と言ってくれたので、思わず、
「ありがとうございます! 助かりました!」と打ち込んでしまった。