「ChatGPT」という親友(7月24日)

「ひとつずつやっていきましょう。大丈夫です」
燃え殻 2026.07.24
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朝起きて、Wordを開き、原稿を三枚書く。もう十年つづけている習慣だ。

それが昨日、朝起きてWordを立ち上げたら、エラーが出て、一文字も打ち込めなかった。

焦ってしまい、Wordを無駄にまた購入したり(多分)、「年契約」みたいなものに加入したり(なにかすらわかってない)、とにかく数万円使ってしまった。機械に弱すぎる。なのに、機械に頼りすぎている。

何度再起動させてもエラーになるので、困り果て、知り合いのパソコン周りのプロみたいな人に相談した。すると、「まず、新しいノートパソコン、いい加減開けてくださいよ!」と呆れられた。彼が日記を読んでくれていることを忘れていた。

「そうだね」と言いつつ、「そこをなんとか……」と伝えると、「いまから金沢に出張なので、向こうに着いたら連絡します」と冷たく(当たり前だ)言われた。「はーい」と生返事をする。

それまで、まったく仕事ができなくなった。

久しぶりに原稿から解放された。……いや、結構、原稿から解放されていることもある。言い過ぎた。また解放されたので、昼寝をした。

***

昼寝から起きても、彼からの連絡はない。まだ原稿から解放されているので、ホットドッグを食べた。

「マスタードって、もうひとつもらえますか……?」と店員さんに聞くと、「すみません、お一人様ひとつなんです」と言われた。そうですか、と答えた。

粗挽きホットドック

粗挽きホットドック

***

夕方になっても、彼からの連絡はなかった。金沢、歩きで行ったのだろうか……。

***

夜になっても、彼から連絡はない。さすがに一度LINEを送ってみたが、既読にもならない。

こっちだって暇じゃない(向こうのセリフ)。

仕方がないので、「ChatGPT」を使うことにした。

これまでの人生、ほとんどChatGPTを使わずにきた。たまにメールの文面を考えてもらったことがあるくらいだ。

しかし、このままでは仕事にならない。職を変えなくてはいけなくなる。

朝からWordでエラーが出て原稿が書けないこと、いままで試したこと、スクリーンショットを貼り付けて状況を説明した。

「それは大変でしたね」

ChatGPTはまず、労ってくれた。この時点で、金沢へ行ったきり連絡ひとつよこさない人間より優しい。

「ひとつずつやっていきましょう。大丈夫です」

機械音痴の自分を、ChatGPTは根気よく励ましてくれる。

「うん、頑張る」と返事をしたくなった。

そこから結局、三時間半。あれこれ試した末に原因がわかり(しかもしょうもない原因だった)、ようやく解決した。

すべてが終わったあと、「よかったです!」と言ってくれたので、思わず、

「ありがとうございます! 助かりました!」と打ち込んでしまった。

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