久しぶりに服を買った(10月8日)
この間、酔ったときに、スマートフォンの画面がバキバキに割れてしまった。
たぶんどこかでズッコケて割れたんだと思うが、まったく覚えていない。
日記用に写真を撮っても、画面がバキバキすぎて、それが写真としてちゃんと撮れているのかどうか、もはや判断できない。
画面がバキバキに割れている人は、私生活が乱れている。そんなことを、どこかのネット記事で読んだことがある。保護シールまで貼っているのに割れるくらいの私生活なので、「乱れている」と言われても反論できない。当たっている。
長崎ちゃんぽんの店で、帰り際、店員の女性から「あの、周りの誰にも言ってないんですけど、ラジオ聴いてます」と言われた。もちろん、うれしかった。でも、周りの誰にも言ってないんだ、とも思った。そんなに隠さなきゃいけないことなのか……、とも思った。
「周りに言っても誰も知らないし、面倒だから言わないだけですよ」と返されそうで、「なんで周りの誰にも言ってないんですか?」とは聞けなかった。そういえば前に、空港の長崎ちゃんぽんの店でも、帰り際に店員の男性から「すみません、ラジオ聴いてます」とコソッと言われたことがある。レジスタンスか、CIA並みのコソッとだった。長崎ちゃんぽんの店に、リスナーが多いのだろうか。
周りに言わなかったり、コソッと伝えてくれたり。なんとなくだが、そういう人たちが聴いてくれているんだな、と思うと、うれしかった。
ドラマの放送がじわじわと近づいてきて、対談や取材も増えてきたので、久しぶりに服を買いに行った。
「服を買う」ということが苦手すぎて、だいたい誰かに付き合ってもらうことが多い。特に、試着が苦手だ。「お似合いですね」とか「サイズ、ぴったりですね」と、店員に声をかけられると、「ああ、じゃあもらいます」と、すぐに言ってしまう。
値札を見つけられずに焦っていたところで、店員に声をかけられ、そのまま買ってしまったこともある。「値札、実はポケットの中に入ってました!」みたいなシリーズ、やめてほしい。
前に映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』の公開時に、コラボした奥渋のお店、『STILL BY HAND』に行くことが多い。渋谷で唯一、ビビらずに買い物ができる、やさしくてオシャレな服屋だ。
今日も、「サイズあるんで、ゆっくり見てってください」と放置してくれた。やさしい。そしてオシャレなので、三着購入。
店長さんはもちろん死ぬほどオシャレなので、お会計のとき、海外での買い付けの話や、ヨーロッパのなんとかってブランドの(なんとかってなんだ)なんとかってシャツが着心地がいい、みたいな話を丁寧にしてくれた。「全部わかりません!」とはさすがに言えず、ずっと微笑んで頷いていた。

映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』コラボTシャツ

正直パツパツなのに、単発のエッセイ、コラムの仕事を四つ受けてしまった。