「どこの炒飯が一番美味いか?」(6月7日)
まったりとした、曇りのち曇りの天気。原稿の直しをひたすらにしている。途中、ウトウト寝てもいる。器用なのだ。
ドラマのキャストがそれぞれ衣裳を着た写真が送られてきた。
高橋一生さんの衣裳を着た姿を見て、わっ、と驚いた。……かなり、ぽかったからだ。密かにうれしく、少々恥ずかしい。知り合いのデザイナーが、似てる、とひと言言っていた。役者という方々は本当にすごい。前に、森山未來さんとお会いしたときもそう思った。
森山さんとの初めての食事会。森山さんは自分の前の席に座った。酢豚や青椒肉絲、麻婆豆腐などが、テーブルに運ばれてくる。
酢豚に箸を伸ばすと、「あっ、燃え殻さん。左利きですか?」と森山さんが言う。はいっ、と出来るだけの笑顔で応える。すると森山さんはスッと箸を左手に持ち替えた。
役者の方々は本当にすごい。
今回のNHKのドラマは、ゴールデン街のBar『出窓』での撮影もある。
『この味もいつかまた恋しくなる』に書いた通りなのだが、初めて『出窓』に行ったのは、本当に偶然だった。というか『出窓』の店先で雨宿りをしていただけだった。中からマスターの柳さんが「まだ、しばらく雨止みませんよ。一杯どうですか?」と声をかけてくれた。
その頃、なぜかハマっていたハーブリキュール、「フェルネットブランカ」はありますか? と訊くと、「ないので頼みます」とわざわざ酒屋に注文してくれた。
一杯、フェルネットブランカのソーダ割りを飲んだ。それが初めての『出窓』だった。
それから月に何度かは顔を出すようにしている。もう十年以上になる。
今回の撮影では、一日店を休んで対応してくれるとのこと。本当にお世話になりっぱなしだ。
近々また行かなければ、だ。
『出窓』のママ、ゆう子さんは、『BE:FIRST』の世界ツアー、三カ国も回る強者。
原稿直しの途中、渋谷『麗郷』にて、海老炒飯をパクつく。
人がふたり以上集まると必ず、「どこの炒飯が一番美味いか?」という話になると思うが(思わない)、いまなら自分は、やっぱり『麗郷』、もしくは『鶏舎』と答えたい。
