流れ流れて、いまは弘前(2月23日)
昨夜は打ち上げに打ち上げを重ね、最後、ウトウト寝てしまった。完全に無理ができなくなってきている。大橋さんは、そのまま朝の四時までひとりで酒を飲んでいたらしい。大橋さんは無尽蔵の体力を持っている。
朝、本八戸駅から電車に乗ろとしたら、大橋さんにバッタリ会ってしまった。ふたりで温かいお茶を買って、一時間に二本の電車がくるまで、しばし昨日のイベントの感想を言い合った。するとそこに、昨日来てくれたお客さんが、ひとり、ふたり現れる。疲れが抜けておらず、ああ、くらいの挨拶しかできなかった。申し訳ない。
パンを温めている大橋さん
仕事はどっさりあるが、東京での打ち合わせ、ラジオ収録は水曜日までないので、どこでやってもいい。八戸線の路線図を見ていたら、『鮫』という駅がある。
俄然行ってみたくなり、八戸駅から新幹線で東京に帰る大橋さんとは真逆の電車に乗った。こちらが電車に乗る姿を、大橋さんはずっと写真で撮っていた。変わった人だ、と言いたいとこだが、大橋さんが電子レンジで、「温め」をしている様をこちらもガッチリ撮っていたので、痛み分けか。
車内で『鮫駅』についていろいろネットで調べてみるが、まったくわからない。ただ、基本なにもないことだけはよくわかった。とりあえず海を見よう、それだけは決めた。
駅前にサメ
鮫に着くと、まず人が全然歩いていない。ウミネコの「ミャア、ミャア」という鳴き声だけが、ずっと聞こえていた。昨日、八戸は夜でも暖かたったので、冷たい海風がかなり堪える。
どこの道をどう曲がっても、人と出会わない。時刻は午前十一時を少し回ったところ。