初々しさと幸福度(8月2日)
秋に発売になる単行本の改稿作業をつづけている。
珈琲館で、隣に座ったおじいさんがずっと「暑い、暑い、暑い、暑い……」と念仏のように唱えていた。念仏だったのかもしれない。それくらい連呼していた。
改稿作業の不思議なところは、何度直しても問題点やケアレスミスが見つかることだ。おそろしい。さらに担当編集者の字が読みづらい。
「読めなかったら、その箇所を写真に撮って送ってください。答えます!」そう言われている。改稿なのか、解読なのか、たまにわからなくなる。
Xで本やラジオの告知をすると、「偉そうになりましたね」「先生気取りですか」と、高確率で矢が飛んでくる。どのあたりが偉そうなのか、逆に聞いてみたい。一緒に解読してほしい。
歯医者の予約を入れた。虫歯の自信がある。
あまりに暑すぎたのか、お姫様抱っこされて移動している柴犬がいた。うらやましかった。
打ち合わせで、また東京駅近くへ。
東京駅は毎回迷う。さらに迷い方も同じなのか、いつも同じような通路を通って、同じような場所に出て、ここじゃないんだよなあ……となる。

東京駅の近くにいた熊。
前菜五種盛り&白ワインで、千五百円。チビチビやって、ランチ終了。

「前菜五種盛り」という単語好き。
正直、白ワインは二杯飲んだ。
「どのようなものが?」と問われると、「スッキリしてる感じがいいんですけど……。まるで水のような感じというか……」と答えてしまう。いつか「じゃあ、水飲んでろよ!」と突っ込まれる日が来ると思っている。
昨日は、浴衣を着た若い男女と何度もすれ違った。中でも、「初々しい」としか表現できないふたりがいた。眩しくて、メガネのレンズが粉砕しそうになった。